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銀河英雄伝説 次元の亀裂 自由同盟惑星編 Edit

亀裂_同盟.png

次元の亀裂 自由同盟惑星編 Edit


アスキン司令官 アストロキングス司令官とエミリー.png 副官のエミリーが、次元の亀裂に突入した後からストーリーは始まります。

イントロ Edit

エミリー.png
「次元エネルギーの密度診断作業の準備完了
3...2...1...数値確認完了。状態、安定化。
司令官、安定化の状態を確認しました。全艦隊が無事に亀裂を通過しました。」
アスキン司令官
「アルファ集結ポイントまでの到着予想時間は分かるか?」
エミリー.png
「通常航行を維持すると仮定しても、測定不能です。
周辺セクター上で探知される星系配列の分析結果、想定データと一致しません。」
アスキン司令官
「次元の暴風の影響なのだろうか...
全く別の場所へ迷い込んで来てしまったようだな。クルックス艦隊も我々同様、ここへきている可能性が高いと思われる。」
エミリー.png
「クルックス艦隊特有の航行残留物を捕捉しました。
多少時間が経過しているように見受けられますが...
推定規模は偵察分遣艦隊級と言えます。」
アスキン司令官
「クルックスがここを通過したということの証明だな。
ひとまずはこの近辺のセクターを把握する必要がありそうだ。
偵察船と偵察衛星を周辺の各セクターに派遣するように。」

エピソード1 分遣隊の目的 Edit


亀裂ステージアイコン.png1-1


エミリー.png
「汚染状態が酷いため、これ以上の痕跡の追跡は、困難です。
周辺の偵察船がクルックス艦隊を捕捉したとのことです!
現在、データを受信中です。」
アスキン司令官
「規模はどの位だ?」
エミリー.png
「分遣隊級と見られます。
恐らく偵察艦隊の分遣艦隊と推定されます。
交戦開始!」

戦闘:クルックス守護者

フレデリカ.pngフレデリカ
「ハイネセンから重大な報告がありました。」
ヤン.pngヤン・ウェンリー
「事件が起こるような状況ではないはずだが...
どういった内容だい?」
フレデリカ.png
「どこからともなく現れた正体不明の艦隊が、帝国領辺境に侵攻し、帝国が混乱に陥ったとのことです。」
ヤン.png
「何だって?誰からの情報だ?
正体不明の艦隊か。。。」
フレデリカ.png
「ピュコック司令長官からです。
政府関係者においては既知の事実だそうです。」
ヤン.png
「まさかその正体不明の艦隊というのは、
回廊内で哨戒船が発見したと報告してきた、例の有機体で構成された艦艇群のことか?」
フレデリカ.png
「その可能性は非常に高いと思われます。」
ヤン.png
「正体が気になるな...」


亀裂ステージアイコン.png1-2


エミリー.png
「別の分遣艦隊を探知しました。」
アスキン司令官
「座標移動経路の分析は可能か?
逆追跡が可能ならこの分遣艦隊の出発地周辺を推測できるはずだが...
その周辺に偵察艦隊の本隊が存在する可能性が高い。」
エミリー.png
「小規模な艦隊のため、時間の経過とともに痕跡が途中で途切れていまして追跡は困難です。」
アスキン司令官
「いったんそれらを撃滅した後で作業に取り掛かるとしよう。」

戦闘:クルックス守護者

アスキン司令官
「どうだ?」
エミリー.png
「追跡には少々時間がかかりそうです。
分析が完了し次第。報告いたします。」


亀裂ステージアイコン.png1-3


エミリー.png
「司令官、不審な点が一つあります。
我々がここに迷い込んできた後、周辺の次元エネルギー粒子の密度というものは次第に低下し最終的には検出不能となるのが正常です。」
アスキン司令官
「その通りだ。
それがどうかしたか?」
エミリー.png
「どころがその値が徐々に上昇しています。
異例の現象です。
これはつまり...」
アスキン司令官
「この近くで何者かが大規模な次元の亀裂を開くための準備をしているということだな。」

戦闘:クルックス戦士

アスキン司令官
「まさかクルックスの仕業か?」
エミリー.png
「状況から判断し、その可能性が最も高いです。」
アスキン司令官
「全艦隊を動員して周辺宙域を可能な限り捜索する。
クルックスやその他に何か少しでも不審な動きを発見し次第、直ちに報告するよう伝えてくれ。」


亀裂ステージアイコン.png1-4


エミリー.png
「周辺宙域を捜索中の艦艇のひとつから報告が入ってきました!
次元の亀裂を生成中と見られる、分遣艦隊規模のクルックス艦艇群を探知したとのことです。」
アスキン司令官
「受信データをすぐに分析し、全艦隊を該当の宙域に集結させるように。」

戦闘:クルックス守護者

アスキン司令官
「予想通りだったな...」
エミリー.png
「この次元の銀河に主力艦隊を召喚しようとしているものと推定されます。」
アスキン司令官
「その通り。
奴らの偵察艦隊本体で何が起こっているのか...
まずは主力艦隊がここへ来ることを阻止するのだ。」


亀裂ステージアイコン.png1-5


エミリー.png
「また別の分遣艦隊が探知されました。
こちらも次元の亀裂を生成しようとしていると見られます。」
アスキン司令官
「速やかに攻撃し処理する。
全艦隊、攻撃陣形に転換!

戦闘:クルックス戦士

ヤン.png
「回廊内に新たに進入してきた艦隊の反応があったとのことだが、その艦隊の動向はどうなっている?」
フレデリカ.png
「帝国領付近で例の有機体艦隊と戦闘を展開しています。」
ヤン.png
「幸いにも両者は敵対しているということか...
接触を試みる価値はあるかもしれないね。」
フレデリカ.png
「接触ですか?」
ヤン.png
「敵の敵は味方とも言うだろう?
有機体艦隊と敵対関係にあるとすれば、こちらの味方になってくれる可能性はなくはない。
ここはひとつ話をしてみるのはどうかと思ってね。」

エピソード2 未知の艦隊Ⅰ Edit


亀裂ステージアイコン.png2-1


エミリー.png
「現在確認できているクルックス艦隊で最後の分遣艦隊が次の目標です。」
アスキン司令官
「これを撃滅すれば、ひとまずは束の間の休息が取れそうだ。」
エミリー.png
「艦隊への被害はまだ機微ではありますが、整備が必要な状態ではあります。
損害を受け機能に異常が生じだ艦艇は後方に配置させましたので当面は問題ありません。」

戦闘:クルックス守護者


フレデリカ.png
「哨戒艦からの報告で、回廊外縁部で帝国軍艦隊の動きを捕捉したとのことです。」
ヤン.png
「規模は?」
フレデリカ.png
「二個艦隊規模と推定されます。」
ヤン.png
「吾々が目標ではなさそうだ。
外部勢力の艦隊同士の戦闘報告を受けたのもその周辺ではなかったか?
帝国軍が介入を考えているようだ。
状況がどんどん複雑になってきたな...」


亀裂ステージアイコン.png2-2


アスキン司令官
「損傷した艦艇の整備は順調か?」
エミリー.png
「損傷の程度は軽微なため特に問題ありません。」
アスキン司令官
「整備が終わり次第艦隊を再出撃するよう伝えてくれ。
敵艦隊はまだ残っている。
次元の亀裂が完成し、主力艦隊が召喚される前に阻止する必要がある。
主力艦隊の進入を許してしまえば取り返しがつかない事態になる...」
エミリー.png
「司令官、クルックス艦隊が接近中です!
規模は一正規艦隊を超えます。
ですが陣形が...」
アスキン司令官
「これは...
複数の分遣艦隊が固まっている状態か。
連合して逆襲を試みるつもりか。」

戦闘:クルックス守護者


エミリー.png
「敵が一時的に退却の動きを見せています!」
アスキン司令官
「ひとまず先鋒は撃退できたが、この規模と正面衝突したらひとたまりもないだろう。
艦隊を快速陣形に転換し、全速でここから離脱する!」//


亀裂ステージアイコン.png2-3


アスキン司令官
「しぶとく追跡して来るな。」
エミリー.png
「このままだと艦隊の後尾が危険です。」
アスキン司令官
「現時点ではこの方法しかない。
速度を維持したまま一気に全艦隊反転し、追撃中の敵の先鋒に打撃を加える。
全艦隊直ちに準備に取り掛かるよう伝えてくれ!」

戦闘:クルックス守護者

エミリー.png
「敵の先鋒艦隊を殲滅しました!」
アスキン司令官
「このまま再び撤退陣形に...」
エミリー.png
「司令官?
追撃中だった残りのクルックス艦隊の反応が消えました!」
アスキン司令官
「何だ、退却したのか!?」
エミリー.png
「そうではないようです。すべて一瞬にして撃沈した模様です。
識別不能な別の艦隊を探知しました!」


亀裂ステージアイコン.png2-4


ミッターマイヤー.png
「ロイエンタール、本当に攻撃していいのか?
奴らは怪物集団と敵対しているようだが。」
ロイエンタール.png
「迎撃しろとの命令だ。」
それに帝国領を侵犯した以上、事情はどうあれ奴らも侵略者であることには違いない。
しかしだ...」
ミッターマイヤー.png
「どうした?」
ロイエンタール.png
「こちらに敵対しない相手を全力で攻撃する必要はないだろう。
味方にも損害を出したくはない。
となれば適当にあしらって退却するのも手ではないだろうか。」
ミッターマイヤー.png
「卿の言も一理ある。まずは私が相手をしよう。」

戦闘:「疾風」ミッターマイヤー

エミリー.png
「攻撃してきた敵艦隊が急速に退却していきます!」
アスキン司令官
「どういうことだ?
相手は圧倒的に有利な状況だったはず。意図的に退却するとしか思えない。
我々としては有難いことだが...
あんなに一糸乱れずに素早い動きを見せる艦隊は初めて見た。」
エミリー.png
「安心するのはまだ早いようです!
まだ距離は離れていますが味方艦隊の側面にゆっくりと接近中の艦隊を確認しました。
艦影からして、先ほど交戦した相手と同一タイプの艦隊と推定されます。」


亀裂ステージアイコン.png2-5


ロイエンタール.png
「適当にといったが、軽くあしらいすぎたのではないのか?
相手にも損害はほぼないようだな。」
ミッターマイヤー.png
「何だ、全部見ていたのか。
だったら見ていて分かっただろう...?
相手の指揮官の艦隊運用は見事だった。最上の相手だ。」
ロイエンタール.png
「おれも一戦交えてみたくなった。」
ミッターマイヤー.png
「ほどほどにしておけ。
おれは先に戻って閣下に報告をしてくるとする。」

戦闘:ロイエンタール

エミリー.png
「敵艦隊が退却しました!」
アスキン司令官
「すごい、あんな豪華絢爛な艦隊運用は初めて見た。」
エミリー.png
「味方艦隊への被害は軽微です。」
アスキン司令官
「両者とも大きな被害は受けなかった。
我々には幸いだが全力の攻撃ではなかったようだ。」

エピソード3 未知の艦隊Ⅱ Edit


亀裂ステージアイコン.png3-1


フレデリカ.png
「統合作戦本部からの指令です。」
ヤン.png
「うん?どういった内容だ?」
フレデリカ.png
「回廊に侵入した正体不明の艦隊を先制攻撃し全て撃退せいよとの命令です。
目下の脅威とはならずともやはり不安であるようです。」
ヤン.png
「これは困ったな。
命令通りに動けば、敢えて敵対する必要のない勢力を増やすことになりかねない...
さりとて命令に背くことはできない。やるしかないか。」
フレデリカ.png
「攻撃するおつもりですか?」
ヤン.png
「うん、命令には従わないとね。
ただし分艦隊の指揮は私が執る。そう心配する必要はないよ。」

戦闘:クルックス航海士

エミリー.png
「残りの分遣艦隊はこれで一掃したものと思われます。」
アスキン司令官
「ひと段落ついたということか。」
エミリー.png
「帰還されますか?」
アスキン司令官
「クルックス偵察艦隊の本隊がどうなったのかこの目で確認できず心残りだが...
どうも気にかかる...
ひとまず艦隊を再編してから決定することにしよう。」


亀裂ステージアイコン.png3-2


エミリー.png
「司令官、偵察衛星のひとつがこちらに接近中の未確認艦隊を捕捉しました!」
アスキン司令官
「識別データがないことからして、前回我々を攻撃してきたあの艦隊か?」
エミリー.png
「艦艇の形態が異なります。恐らくこの銀河系に存在する別の勢力の艦隊と推定されます。」
アスキン司令官
「となると攻撃をしかけてくる可能性が高い。
ひとまず全艦隊に戦闘準備を命じてくれ。」

戦闘:同盟軍艦隊長

エミリー.png
「敵艦隊がすべて退却しました。」
アスキン司令官
「追撃する必要はない。ただどうも引っかかる。
攻撃する意思が感じられなかった。」
エミリー.png
「味方艦隊が受けた損害はすべて軽微な破損程度です。
観測の結果、前列にいた極少数の艦艇が撃沈した以外は敵の損害もほとんどなかったようです。
また、撃沈した艦艇はすべて無人艦艇と確認できました。」
アスキン司令官
「ますますおかしい。
一体何の目的で接近してきているのか...」


亀裂ステージアイコン.png3-3


エミリー.png
「接近中の艦隊を探知しました。」
アスキン司令官
「まさか...」
エミリー.png
「あの不審な艦隊と同一のものと推定されます。」
アスキン司令官
「参ったな...
この機会にいっそのこと艦隊戦闘訓練でもしようか?
全力で対応しないよう命令を伝えてくれ。
度は我々も適当に撃ち返すふりだけしてみよう。
どう反応してくるか楽しみだ。」

戦闘:同盟軍艦隊

ヤン.png
「進捗状況は?」
フレデリカ.png
「ご指示された通り順調です。
報告によれば相手も同じような対応を見せ始めたとのことです。」
ヤン.png
「あちらの指揮官も話がわかる人物のようだね。」
フレデリカ.png
「新しい報告です。
哨戒艦のひとつが帝国軍艦艇と遭遇し小規模な交戦を行ったとのことです。」
ヤン.png
「ほぉ...
味方の損害は?」
フレデリカ.png
「損害はありませんでした。
味方の哨戒艦が攻撃をすると同時に帝国軍は退却したそうです。
しかしその後に問題が発生しました。」
ヤン.png
「まさか...」
フレデリカ.png
「帝国軍が退却し、しばらくして例のあの有機体艦艇群...いえ、艦隊が回廊内に進入してきたそうです。
味方はすぐさま要塞に帰投したため味方に損害はありませんでしたが、おびただしい数の有機体艦隊が目撃されているとのことです。」
ヤン.png
「私が予想していた最悪の状況が現実となりつつある。
これはどうやら命令をいささかやぶらざるを得ないようだ。
すまない。大尉、紅茶を頼む。」


亀裂ステージアイコン.png3-4


エミリー.png
「司令官、問題が発生しました!」
アスキン司令官
「またあの艦隊か?」
エミリー.png
「クルックス艦隊を発見したとの偵察報告です!」
アスキン司令官
「分遣艦隊がまだ残っていたということか...」
エミリー.png
「違います。偵察報告のデータから判断してこれは、クルックス主力艦隊です。」
アスキン司令官
「何だと...?
全艦隊直ちに移動準備に取り掛かるように。
この目で直接確認する。」

戦闘:クルックス砲術将校

アスキン司令官
「最悪の状況だ。次元の亀裂を開くことに成功していたとは...
クルックス主力艦隊だ。それも一個艦隊ではなく大量の艦隊が動いている。」
エミリー.png
「敵艦隊の一部が追撃のために接近中です。
今すぐこのセクターから脱出する必要があります。」
アスキン司令官
「全艦隊、追撃してくる艦隊に応戦する。
その後、即時に全速で現在のセクターから離脱せよ!
指定のランデブー宙域で再び集結する。」


亀裂ステージアイコン.png3-5


フレデリカ.png
「現在、例の艦隊と有機体艦隊の間で熾烈な戦闘が起こっているとのことです。」
ヤン.png
「どうやらそろそろ対話をしている必要があるな。
接続が可能かどうか心配だが通信の準備を頼むよ、大尉。」

戦闘:クルックス航海士

アスキン司令官
「現在の艦隊の状況はどうだ?」
エミリー.png
「破損率はかなり高いですが過半数は離脱し集結に成功しました。」
アスキン司令官
「問題はこれからどうするかだ...」
エミリー.png
「司令官、発信地の特定はできませんが通信要請と思われる信号を探知しました。
ここの銀河の技術と見られますが複雑な構造ではないので、通信接続を試みることは可能です。」
アスキン司令官
「それなら一度接続してくれ。」


・・・


ヤン.png
「幸運にも接続に成功したようですね。
私は自由惑星同盟軍イゼルローン要塞司令官兼駐留艦隊総司令官のヤン・ウェンリーです。
先日は軍上層部からの命令とはいえ、不本意ながらあなた方に攻撃をしてしまいました...
どうかお許しください。」
アスキン司令官
「自由惑星同盟?この銀河の国家か...
ということはこの前のおかしな攻撃をしてきた艦隊はあなたたちでしたか。」
ヤン.png
「仰る通りです。
状況があまりよくないようなので、形式的な挨拶は省略します。
吾々は今まであなた方の動きをすべて見ていました。
あの有機体で構成された艦隊勢力とは敵対関係にあるようですね。」
アスキン司令官
「クルックスのことなら仰る通りです。彼らを追いかけて艦隊を率いてここまで来た次第です。」
ヤン.png
「吾々自由惑星同盟と敵対する勢力に銀河帝国という国家があります。
ここイゼルローン回廊をはさんて互いに対立している状況です。
そのクルックスという勢力は最初、回廊の向こう側にある銀河帝国領辺境地域に姿を現し始めました。
私が聞いた限りでは、そこに住む人々に甚大な被害を与えたとのことです。
銀河帝国軍はクルックスの迎撃の為に出撃を始めたのでしょう。
その頃あたりから吾々の哨戒艦が回廊側に退却して来たと思われる小規模のクルックス艦隊を捕捉するようになりました。」
アスキン司令官
「その頃にちょうど我々も現れたということですね。」
ヤン.png
「その通りです。
そして今の状況に至ります。
既にご存知と思いますが...
現在、大規模なクルックス艦隊が回廊側に接近中。
そのうち一部はすでに回廊内部に進入してきています。」
アスキン司令官
「それこそがクルックスの主力艦隊です。
主力艦隊を召喚する前に我々で何とか阻止しようとしましたが、失敗に終わりました。」
ヤン.png
「帝国軍の当初の目的はクルックスの撃滅。しかし、現在の状況から判断するに、目的を変更したと思われます。
恐らく帝国軍はクルックスの主力艦隊をこちらに誘引しているところでしょう。
つまり、以夷制夷作戦です。この予想が正しければ間もなくクルックス艦隊の主力が回廊内部に進入してくるはずです。」
アスキン司令官
「あなた方の要塞の武装や艦隊兵力の規模は分かりませんが、奴らを正面から迎え撃つことは不可能だと思います。」
ヤン.png
「吾々にも作戦案があります。
しかし帝国軍の動きが最後まで読みきれない...」
アスキン司令官
「そうとなれば帝国軍の動向を詳しく確認する必要がありますね。」
ヤン.png
「実はそのことでお願いをしたいと思っています。引き受けてくださいますか?」
アスキン司令官
「お引き受けしましょう。
ちょうどさっき、その帝国軍という勢力と思われる艦隊との戦闘データも確保したところです。識別に問題はありません。
ただ、その作戦案というのは確実に成功するものですか?」
ヤン.png
「...実際に実行に移してみるまでは確実とは言い切れません。
しかし現時点ではそれしか方法がありません。」
アスキン司令官
「分かりました。強硬偵察が必要ということですね。
我々の艦隊が引き受けてこそ被害を最小限に抑えることが出来るでしょう。」
ヤン.png
「万が一に備え吾々のもつ帝国軍の関連情報を副官のグリーンヒル大尉から送ります。」

エピソード4 確信のための偵察 Edit


亀裂ステージアイコン.png4-1


エミリー.png
「帝国領側の回廊外縁宙域に進入しました。」
アスキン司令官
「ヤン司令官から受け取った星図データが役に立ったな。」
エミリー.png
「距離はまだ離れていますが相当な数のクルックス艦隊が確認できます。
既に多くの艦隊が回廊内部に進入したと思われます。」
アスキン司令官
「帝国艦艇を捕捉し次第、速やかに報告するように。」
エミリー.png
「クルックス艦隊の一部が我々の艦隊に反応しているようです。
こちら方向へ旋回し接近してきてます!」
アスキン司令官
「可能な限り戦闘は避けたいところだが...仕方ない。」

戦闘:クルックス砲術将校

エミリー.png
「他のクルックス艦隊も回頭しこちらに接近し始めました。」
アスキン司令官
「偵察はおろかこのままではきりがない...可能な限り速やかに退却し、接近中のクルックス艦隊に応射する!」


亀裂ステージアイコン.png4-2


エミリー.png
「捕捉したすべてのクルックス艦隊が我々の艦隊を追撃中です!
現在、我々の艦隊の周囲にクルックス艦隊が展開しています。退路の算出は困難です。」
アスキン司令官
「四面楚歌か。突破の可能性が一番高いのはどの方向だ?」
エミリー.png
「帝国領の方向に向かって突破する作戦が現時点で最も有効です。」
アスキン司令官
「帝国領に離脱し退却するとして、その次が問題だ。
帝国軍がどう出るか...
分かった。他の方法はない。仕方ない。
その方法を試してみよう。」

戦闘:クルックス異端審問官

エミリー.png
「突破に成功しました!」
アスキン司令官
「それは朗報だ。クルックス艦隊の動向を伝えてくれ。」
エミリー.png
「一部が再び回廊側に旋回しましたが、過半数は依然として我々の艦隊を追撃しようとしています。」
アスキン司令官
「このままもう少し帝国領の方に進行する。
一旦追撃から逃げ切った後で、次の行動を考えた方が良さそうだ。」


亀裂ステージアイコン.png4-3


アスキン司令官
「追撃してくる奴らはまだ我々の後方にいるのか?」
エミリー.png
「クルックス艦隊の大多数が我々を追いかけ帝国領に再び進入しました。」
アスキン司令官
「ひとまず一番先頭にいる艦隊を攻撃し全速で離脱してみる。
距離をどれぐらい離せるかは分からないが、できる限りのことはしてみよう。」

戦闘:クルックス航海士

ロイエンタール.png
「誘引作戦の邪魔をする奴がいると聞いたが、前回相手をしたあの艦隊か。」
ミッターマイヤー.png
「ある程度予想はしていたことだ。」
ロイエンタール.png
「まさかヤン・ウェンリーと手を組んだわけではないだろうな?」
ミッターマイヤー.png
「そうだとしたら今頃吾々の作戦を見抜いて出撃しているはず。」
ロイエンタール.png
「あの艦隊を相手にしている途中でヤン・ウェンリーが突然艦隊を引き連れて現れたりはしないだろうな。」
ミッターマイヤー.png
「万が一作戦に失敗すれば、辺境宙域の民衆にまた甚大な被害が出ることになる。」
ロイエンタール.png
「そんなことはあってはならない。
おれの艦隊が先に到着しそうだ。
おれが防御を担当する作戦宙域内だ。先に攻撃をしかける。」


亀裂ステージアイコン.png4-4


エミリー.png
「追撃をあきらめたか目標を変更した模様です。
新たに追撃してくるクルックス艦隊は存在しません。」
アスキン司令官
「無事作戦が成功したようだな。
そうとなれば早く帝国領から脱出したほうが...」
エミリー.png
「帝国軍艦隊が側面から接近中です!」
アスキン司令官
「一歩遅かったか。」

ロイエンタール.png戦闘:ロイエンタール

アスキン司令官
「隙を見て可能な限り退却する。」
エミリー.png
「帝国軍艦隊が攻撃をしてきたということは、
帝国軍がクルックスを誘引している証拠となりませんか。」
アスキン司令官
「それは単なる状況からの推測に過ぎない。
証拠を得ない限り確信はできない。」
エミリー.png
「ではどのような方法で証拠を確保するおつもりですか?」
アスキン司令官
「考えはある...」


亀裂ステージアイコン.png4-5


エミリー.png
「司令官、別の帝国軍艦隊が現れて退路を妨害しています!」
アスキン司令官
「動揺することなく応戦せよ!
隙が見えたと同時に突破する。」

ミッターマイヤー.png戦闘:ミッターマイヤー

エミリー.png
「敵艦隊を突破しました。」
アスキン司令官
「このまま敵艦隊を突破し全速前進で離脱する。
ヤン・ウェンリー司令官と通信の接続を頼む。」
エミリー.png
「はい、司令官。接続を実行します。」


・・・


ヤン.png
「ご無事なようで何よりです。」
アスキン司令官
「帝国領から離脱する途中、いたるところに偵察衛星をおいてきました。」
エミリー.png
「十分に確実なデータを得られると思います。」
ヤン.png
「了解です。一旦要塞に帰投ください。詳しくお話を伺えませんか。
ブランデー...いや、紅茶を一杯用意してお待ちしています。」

エピソード5 危険因子除去 Edit


亀裂ステージアイコン.png5-1


エミリー.png
「偵察衛星からのデータを先ほど受信しました。」
アスキン司令官
「要約を頼む。」
エミリー.png
「了解です、司令官。
ご覧いただいているレーダー画像の、この特定位置で捕捉された艦艇はすべて帝国軍のものです。
彼らはクルックス艦隊との戦闘や接触を維持しながら移動中です。
クルックス艦隊を誘引する作戦を遂行中であることは確実です。」
ヤン.png
「帝国軍の介入があることは確かですね。
やはり私の予想通りの動きをしていましたね。改めて作戦案についてお話します。
イゼルローン要塞には「雷神の槌(トゥール・ハンマー)」と呼ばれるとても強力な要塞砲が配備されています。
一撃で艦隊を一瞬にして全滅させる恐ろしい威力を持つ砲です。」
アスキン司令官
「その要塞砲を利用するということですね。」
ヤン.png
「そうです。
射程までの誘引に成功すればクルックス主力艦隊をすべて撃滅させることができるはず
問題は帝国軍です。」
アスキン司令官
「状況は理解できます。」
ヤン.png
「彼らは今、ここにクルックス艦隊を誘引することで要塞に打撃を加えようとしています。
誘引過程、もしくは発射直前に、突発的な事態を引き起こし最悪の結果をもたらす可能性があります。」
アスキン司令官
「ということは帝国軍艦隊を真っ先に処理しなければ...」
ヤン.png
「現在の帝国軍艦隊はクルックス誘引するため、いくつかの分艦隊とこれを護衛する護衛艦隊で構成されています。
要塞の駐留艦隊との総力戦は想定していないため、そこまで規模の大きい艦隊ではありません。
しかし、彼らと戦うことになれば、ともするとクルックス艦隊の攻撃を受けかねません。
よって、我々は艦隊を分散させて分艦隊を奇襲し、最大限迅速に撃退もしくは撃滅させた後、吾々が望む方向へとクルックス艦隊を誘引しなければいけません。」
アスキン司令官
「お互いに目標を分担して受け持つということですね。」
ヤン.png
「はい。時間があまりないのですぐに出撃する必要があります。
詳しい作戦計画は私の方で立てておきました。
グリーンヒル大尉より作戦計画データを受け取ってください。」

戦闘:帝国軍艦隊長

エミリー.png
「目標の帝国軍艦隊が退却しています!
損傷が激しく、たいした戦力は残っていないと思われますが、追撃しますか?」
アスキン司令官
「いや、すぐに次の目標に移動する。
我々の目的は彼らを追い払いクルックス主力艦隊を誘引することだ。帝国軍艦隊を殲滅することではない。」


亀裂ステージアイコン.png5-2


アスキン司令官
「目標の帝国軍艦隊は確認できるか?」
エミリー.png
「はい、司令官。
クルックス艦隊のおかげで我々の艦隊が接近中であることに気づいていないようです。」
アスキン司令官
「他の艦隊からの報告はあるか?」
エミリー.png
「作戦は現在まで順調に進行中とのことです。」
アスキン司令官
「よかった。ではこのまま急襲する。」

戦闘:帝国軍艦隊長

ロイエンタール.png
「誘引任務を担当していた五つの分艦隊がほぼ一度にやられたようだ。」
ミッターマイヤー.png
「誘引任務にばかり気をとられた我々が甘かったようだ。
このまま閣下の元へおめおめとは帰れない。」
ロイエンタール.png
「分艦隊を襲ったのは例の艦隊か...」
ミッターマイヤー.png
「これまでのこともある。奴らに一矢報いねば。」


亀裂ステージアイコン.png5-3


エミリー.png
「司令官、帝国軍艦隊の奇襲です!」
アスキン司令官
「いきなりどこから出てきたんだ?」
エミリー.png
「現在、敵艦隊が二手に分かれました。
味方艦隊の両側面から同時に高速で接近中です!」

ミッターマイヤー.png戦闘:ミッターマイヤー

アスキン司令官
「艦隊が分断された...このままでは退却は難しいか...」
エミリー.png
「一部の敵艦艇が一時的に退却したようです。
しかし攻撃が激しく、これ以上は持ち堪えられません!」
アスキン司令官
「ヤン司令官に直ちに救援要請を送ってくれ!」


亀裂ステージアイコン.png5-4


エミリー.png
「まだ距離がありますが、更に接近中の敵の一艦隊を確認しました!」
アスキン司令官
「救援要請に対する応答は?まだか?」
エミリー.png
「まだ何もありません。」
アスキン司令官
「あの艦隊まで加勢してきたら絶望的な状況が予想される...
もう少し何とかして耐えるんだ。」

ミッターマイヤー.png戦闘:ミッターマイヤー

エミリー.png
「加勢した敵艦隊が迂回して味方艦隊の後方に接近しています!」
アスキン司令官
「もう限界だ...!」
エミリー.png
「敵艦隊が...全て退却しています!!」
アスキン司令官
「何だって?どういうことだ!?」
エミリー.png
「救援艦隊です!
到着しました。約1万隻の艦隊です!!」


亀裂ステージアイコン.png5-5


ヤン.png
「遅くなってしまってすみません。」
アスキン司令官
「とんでもない。ありがとうございます。
九死に一生を得ました。」
ヤン.png
「相手は帝国軍の名将、ウォルフガング・ミッターマイヤーとオスカー・フォン・ロイエンタールです。
彼らを一時的に退却させるためには圧倒的な兵力で押し通す必要がありました。
分散していた駐留艦隊を集結させ、連れてくるのに時間がかかってしまいました。
ご無事で何よりです。」
フレデリカ.png
「帝国軍艦隊がイゼルローン回廊から全て退却しているものと思われます。」
ヤン.png
「ひとまずは帝国軍を回廊から確実に追い出した後、クルックス艦隊を処理するのが安全だと思います。
ご同行願います。よろしいでしょうか。」
アスキン司令官
「言うまでもありません。」

戦闘:帝国軍艦隊長

フレデリカ.png
「全ての帝国軍艦隊が回廊から退却しました。」
ヤン.png
「ふぅ...
峠は越えました。残るはこの作戦の最重要任務であるクルックス艦隊の殲滅のみですね。」

エピソード6 誘引と撃滅 Edit


亀裂ステージアイコン.png6-1


アスキン司令官
「我々が引き受けた方面のクルックス艦隊の動向は現在どうなっている?」
エミリー.png
「特に変わった動きはありません。
各旗艦を中心に待機中と思われます。」
アスキン司令官
「誘引作戦に上手く引っかかってくれればいいのだが...」
エミリー.png
「万が一の事態に備え、ダミー艦隊の信号機の散布を準備しておきました。」
アスキン司令官
「我々の持ち場とヤン司令官の分艦隊が受け持つ宙域で無事作戦が成功すれば...
予定よりも早く元の銀河系に帰還できるかもしれないな。」

戦闘:クルックス技術者

エミリー.png
「目標のクルックス艦隊が反応を見せています。
我々の艦隊を追跡し始めました。誘引に成功しました!」
アスキン司令官
「いいぞ。敵艦隊を引き続き誘引するためにはモニタリングに加え、適度な距離と適切な速度を維持することが重要だ。細心の注意を払うように。
では次の指定宙域に移動する。」


亀裂ステージアイコン.png6-2


エミリー.png
「第二目標宙域に到達しました。」
アスキン司令官
「敵艦隊は確認できるか?」
エミリー.png
「現在のセクターのクルックス艦隊はすべて予想通り、それまでの位置を固守し待機中です。」
アスキン司令官
「誘引中の艦隊にも特に異常は見られないな?」
エミリー.png
「配置しておいたダミー艦隊の信号機のルートを追跡しながらついてきています。
追跡航行速度も予想範囲内の値です。
当面は安全であることが予想されます。」
アスキン司令官
「ではもう一度やるとするか。」

戦闘:クルックス航海士

エミリー.png
「ヤン・ウェンリー司令官からの通信です。
接続を開始します。」


・・・


ヤン.png
「作戦の進行状況はいかがですか?」
アスキン司令官
「吾々の方は特に問題はありません。まさか他の場所で何か問題でも?」
ヤン.png
「いや、そういうわけではありません。ただお話がしたかったのです。
その...あなたの元々いらっしゃった場所、つまり、あなたの次元の銀河系でも戦争をしているのですか?」
アスキン司令官
「はい、そうだと言えましょう。」
ヤン.png
「このクルックスと戦争を?」
アスキン司令官
「クルックスもそうですが...何と申しましょうか。
我々の銀河系にはここの自由惑星同盟のような国がいくつか存在します。
それら同士でも戦争をしています。
それほど歴史が古い国々ではありません。本来ひとつだった帝国が崩壊し現れた国々です。」
ヤン.png
「興味深いですね。
どの世界でも人類は同じ道を歩むようです。」
アスキン司令官
「そうみたいです。」
ヤン.png
「吾々もあなたたちの世界もいつか平和が訪れるようにお互いに力を尽くしましょう。」


亀裂ステージアイコン.png6-3


エミリー.png
「ヤン司令官から緊急通信要請が入ってきました!」


・・・


ヤン.png
「吾々の方で少々問題が発生しました。
クルックス艦隊が追撃を中止し、艦隊を分散させようとしています。
攻撃しては退却することを繰り返し防御に徹して追撃をしてきません。」
アスキン司令官
「困りましたね...
こちら側の計画に感づいたのでしょうか。」
ヤン.png
「そちらは問題ありませんか?」
アスキン司令官
「こちらはまだ特に変わった点はありません。」
ヤン.png
「それはよかったです。
とりあえず私は今すぐ対策を考えてみます。」

戦闘:クルックス航海士

エミリー.png
「司令官、我々の方でも問題が発生したようです!
誘引中だったクルックス艦隊が一斉に予想外の動きを見せています。」
アスキン司令官
「何だって!?」
エミリー.png
「今回の攻撃対象だったクルックス艦隊も例外ではありません!
艦隊を小単位に分散させているようです。」
アスキン司令官
「艦隊を分散させて何をするつもりだ?追跡を諦め、総動員で回廊全体を捜して
我々の位置を突き止めようという作戦か...?」
エミリー.png
「ヤン司令官です。」


・・・


アスキン司令官
「現在、我々が担当する地域でも同様の問題が発生しました。」
ヤン.png
「やはり...
ひとまずは私がひとつ対応策を考えてみました。」


亀裂ステージアイコン.png6-4


アスキン司令官
「そうですが...理解いたしました。」
ヤン.png
「ええ。
この作戦の最も重要な点は、一気に主要地点のクルックス艦隊を攻撃した後で、全艦隊が一つ残らずイゼルローン要塞内部に退却するということです。」
アスキン司令官
「イゼルローン要塞に注目を集めるということか...
成功すると思います。」
ヤン.png
「実際にやってみなければ分かりません。
相手は人間ではないので自信はありませんが...」
アスキン司令官
「我々は敵艦隊がいる宙域に直ちに移動します。」
ヤン.png
「吾々もすぐに攻撃の準備ができると思います。」

戦闘:クルックス航海士

アスキン司令官
「こちらは全員要塞内への退避が完了しました。」
フレデリカ.png
「攻撃担当の分艦隊も含め、すべて要塞内に無事に帰投完了。
現在外部に残る味方艦艇は存在しません。」
ヤン.png
「後は待つのみか...
要塞砲の発射準備は?」
シェーンコップ.png
「いつでも発射可能ですよ。」
フレデリカ.png
「クルックス艦隊の誘引に成功したようです!
敵艦隊がこちらに向かって移動しています。」


亀裂ステージアイコン.png6-5


ヤン.png
「撃て!
シェーンコップ.png
「トゥール・ハンマー発射!」
アスキン司令官
「...凄まじい威力です!」
フレデリカ.png
「クルックス艦隊のほとんどを殲滅したことを確認しました。」
ヤン.png
「相手の数が余りにも多く、まだ一部の小規模残存艦隊がいるようです。
退却される前に出撃し撃滅させた方がいいでしょう。」
アスキン司令官
「残りの敵は我々が出撃して処理します。」
ヤン.png
「吾々も出撃して支援します。」

戦闘:クルックス防御指揮官

ヤン.png
「これでクルックスとはけりがついたようですね。」
アスキン司令官
「今までいろいろご支援いただきありがとうございました。
ヤン・ウェンリー司令官と同盟軍の支援、そして、トゥール・ハンマーがなければどうなっていたことか...
おかげで艦隊を連れて無事に帰還できそうです。」
ヤン.png
「あなたがいたからこそ可能だった作戦です。
もう本来の次元の銀河系にお戻りになられるのですね?」
アスキン司令官
「はい。
そこは平和な状態ではないため、なるべく早く帰還しなけれけないのですが...迷いますね。
帝国側がこの混乱に乗じて要塞を攻撃してくるかもしれないですし、今までクルックスのために受けた要塞駐留艦隊の兵力損失も相当なものと察します。
もし支援が必要でしたら、私とこの艦隊はしばらくここに残り共に戦うつもりです。」
ヤン.png
「その必要はありません。お気持ちだけありがたくいただきます。
任務を完了されたなら帰還は当然のことです。私がそれを邪魔するわけにはいきません。
当分の間は帝国軍が攻撃してくることはないでしょう。
クルックスによって帝国領辺境で発生した混乱を収拾するだけでも長い時間がかかるでしょうから。」
アスキン司令官
「分かりました。
では出発の準備に取り掛かります。
いつかこの銀河にも、そして私が戻る銀河にも。
平和が訪れますように...」

以上





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