作成中。順次公開予定です。帝国編2-5まで公開中
アストロキングス司令官と 副官のエミリーが、次元の亀裂に突入した後からストーリーは始まります。
エミリー 「次元エネルギーの密度診断作業の準備完了。3...2...1...数値確認完了。状態、安定化。司令官、安定化の状態を確認しました。全艦隊が無事に亀裂を通過しました。」 アストロキングス司令官 「アルファ集結ポイントまでの到着予想時間は?」 「通常航行を維持すると仮定しましても、測定不能です。周辺セクター上で探知される星系配列の分析結果、想定データと一致しません。」 「なるほど、どうやらとんでもない場所へ入り込んでしまったようだな。仕方ない。帰還の準備をしてくれ。」 「クルックス艦隊特有の航行残骸物が捕捉されました。分析の結果、5日以上が経過したものと推定されます。推定規模は我々が追跡していた艦隊規模とほぼ同じです。」 「ということは我々の進行方向は正しかったということだな。だがクルックス帝国がある次元の銀河系とは明らかに違う銀河のようだが...ひとまずは全艦隊のデータリンクを活性化させ、自動航行モードに変換し君に統制を任せる。奴らを追跡してくれ。」
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「交戦警報!全艦隊、交戦に備えて戦闘陣形に転換します。」 「どうした?クルックス艦隊の追跡に成功したのか?」 「クルックスではありません。識別不能なタイプの艦艇集団です。 数は約1万以上。攻撃陣形と推定される形態で布陣しており、物凄い速度で接近中です。」 「とんでもない次元の銀河系に来てしまったのは確かなようだな対話で解決しようと思ったが、相手が敵対的な態度をとる以上、やむを得ない。応戦だ。」
戦闘:帝国軍艦隊長
「敵艦隊が撤退を開始しました。」 「味方艦隊の被害状況は?」 「こちらの被害は軽微ですが、敵艦隊も同じその規模に比べ被害は軽微なものと推定されます。司令官、追跡しますか?戦術データの分析結果、意図的に誘引を図った罠である可能性が濃厚です。」 「クルックスに関する手掛かりを得られるかもしれない...とりあえず相対速度ゼロで追撃してみる。戦列が再編され次第、追撃陣形に転換してくれ。」
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: 「侵入した宙域内にクルックスとみられる艦隊の一部を捕捉しました。新たに探知された追跡対象の艦隊は確認できません。追跡の続行は不可能です。」 「クルックス艦隊に攻撃されたのか?」 「追跡対象の艦隊を最後に捕捉した時刻から追跡失敗までの時刻の間隔を、味方とクルックス艦隊の平均交戦時間を記録したデータと比較した結果、その可能性は極めて低いものと思われます。小惑星など意図的にどこかに移動し潜伏しているものと推定されます。」 「とりあえず目の前の敵から処理しよう。捕捉したクルックス艦隊を攻撃するぞ。」
戦闘:クルックス守護者
「敵艦隊の全滅を確認、戦闘が終了しました。戦闘分析結果、交戦相手はクルックス偵察艦隊の小規模分遣隊と推定されます。」 「航路の追跡は可能か?主力艦隊が合流する前に偵察艦隊を何としてでも処理する必要がある。」 「かしこまりました、司令官。偵察艦隊の分遣隊の一部が周辺の座標宙域に布陣しているものと推定されます。計算上、追跡可能な経路を辿って行けば分遣隊、そして最終的には偵察艦隊を発見可能と思われます。」
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「クルックス偵察艦隊の分遣隊と思われます。艦隊を戦闘陣形に転換します。」
戦闘:クルックス戦士
「艦隊の被害状況を確認し直ちに次の目標座標へと移動する。」
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「現在、艦隊の進行経路上に接近中の未識別個体群が捕捉されました。ほどなく遭遇することが予想されます。」 「今度は敵が先に我々を見つけたようだな。」
「戦闘が終了しました。残存のクルックス艦艇はありません。」 「三番目の偵察艦隊の分遣隊だったのか?偵察艦隊本体との距離がどんどん狭まってきているな。次の目標座標へと移動する。」
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「目標差表宙域にクルックス偵察艦隊の分遣隊とみられる艦隊が確認されました。最後の分遣隊と推定されます。」
「残るは偵察艦隊の本隊のみだな。」 「司令官、長距離レーダーに相当数の艦艇が補足されました。複数の艦隊が集結した状態のようです。」 「まさかクルックス偵察艦隊が...こちらに向かおうとしているのか?」 「違います、例の識別不能な艦隊と同じ艦種と分析されます。」 「タイミングが悪い。いったん、最大限距離を置きながら退却し艦隊を再編しよう。」 「こちらはこれ以上接近しようとしてはいません。集結中だった艦隊がいくつかに分離し、それぞれ別の方向へと移動を開始しています。」 「どういう作戦なのかはわからないが、あの数で今すぐに攻撃してくるわけではないのならひとまずは安心だ。最大限探知距離を維持しつう周辺の小惑星地帯まで退却だ。」
ミッターマイヤー 「動きを見るに我々の存在に気付いたようだな。」 ロイエンタール 「作戦通りだ。」 「そうれはそうとしても、卿もやはり気になるようだな。」 「まあな。オーベルシュタインの作戦はどうも気に入らん。やつが反乱軍と手を結ぶとは考えられんが。」
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「高速で接近中の敵位置艦隊を捕捉!こちらの位置を把握されてしまったようです。」 「せっかちな敵だな。まるで我々がここに退却することを知っていたかのようだな。」
戦闘:「疾風」ミッターマイヤー
「敵は退却した。」 「ただ、敵艦隊の艦艇消耗率は2%にも満たないものと推定されます。追撃を実行しますか、司令官。」 「どういうことだ...おかしい。強硬偵察に過ぎなかったということか?仮にこれが事実だとすれば、第ニ波の接近は明らかだ。ひとまずは戦列を再編する。」
「敵は退却した。」
「ただ、敵艦隊の艦艇消耗率は2%にも満たないものと推定されます。追撃を実行しますか、司令官。」 「どういうことだ...おかしい。強硬偵察に過ぎなかったということか?仮にこれが事実だとすれば、第ニ波の接近は明らかだ。ひとまずは戦列を再編する。」
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「敵の第二波と推定される艦隊が再び高速で接近中です。データリンク確認完了。全艦隊、応戦を準備します。」
戦闘:「金銀妖瞳」ロイエンタール
「前回同様、再び敵は撤退中です。」 「我々を疲弊させる作戦か...?」 エミリー 「データベースの検索結果です。過去の人類の戦史にも似たような動きの戦術が使用された例がいくつかあります。そのひとつがこうした小規模構成で敵を疲弊させ弱体化させた後、大規模本隊で攻撃し一撃で撃退するという方法です。その他にも...」 「このまま黙って攻撃され続けるわけにはいかない。最大戦速で敵を追撃する。」
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「敵艦隊にもうすぐ追いつきます。」 「射程内に進入すると同時に攻撃を開始するように。」 「艦隊の側面から別の敵艦隊が出現!非常に至近距離です。急速度で接近中です。」 「どこに隠れていたんだ?」 「追跡していた敵艦隊が反撃を開始しました。」 「これは...挟み撃ちにされる前に各個撃破するしかない!」
「あとは卿に任せる、ロイエンタール。」 「了解した、まずはこの程度で十分だ。俺もすぐに閣下と合流する。」
「側面から出現していた敵艦隊が退却していきます。」 「よし、残るは一つのみ。」
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「目標はクルックス艦隊だがいったい今何をしているのかわからない。 あの集団とは対話で解決したいのだが。」 「通信自体があちらの艦隊のものに対応できるよう調整は可能ですが、意図的にこちらとの通信を避けているようです。」 「クルックスとの関係を誤解しているようだが、こう攻勢攻撃をかけられては対話のしようもない。」 「残りの相手艦隊が間もなく交戦距離内に進入します。」
「敵艦隊の退却に向けた機動を確認。 低速で後退中です。」 「まるでついて来いと言わんばかりだな。 あちら側の狙いはこちらの戦力弱体化ではなく誘引作戦かもしれない。」 「戦術データの分析結果によれば、誘引策である確率が高いです。」 「あとをついて行けば何か発見できるかもしれない。 危険は承知であちらのお望み通り動いてやるとするか。」
「吾々のあとをついて来ている。全て作戦通りだ... しかし、一度ぐらいは正面から戦ってみたかったのだが、残念だ。」
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「閣下。 ミッターマイヤーとロイエンタールが帰投しました。」 「あの艦隊はどうなった?」 「作戦通り準備しておいた包囲網内に進入中です。」 「よし、私も出よう。」
「敵の主力と思われる艦隊を捕捉しました。 我々の艦隊がここへ進入して来るのを待っていたようです。」 「結局は誘引策に引っかかったということか。 戦闘しようが対話で解決しようがここでけりをつける。 これ以上無意味な犠牲と時間の浪費は...」 「艦隊の両側面と後部にも敵艦隊が接近中です! 包囲されました!」 「前方で待機していた艦隊が中核のようだな。 前方の艦隊に集中して応戦する!」
戦闘:「常勝の天才」ラインハルト
「敵艦隊が退却を始めました!」 「艦隊の側面と後部の状況はどうなっている?」 「他の敵艦隊も同時に交戦を中止し退却しています。 通信要請です! 相手の旗艦と推定される艦艇から通信要請が入ってきました。」 「接続は可能か?可能ならば接続を頼む。」 「通信互換性確保作業が完了しました。接続可能です。 接続します、司令官。」 「部下たちから話は聞いている。確かに高く評価すべき戦闘能力だ。 異邦の者よ。」 「あなたがそちらの総指揮官ですか? どうして我々の艦隊を攻撃し続けるのですか?」 「わかりきったことをいう。 ここは銀河帝国の宙域である。貴様らは侵略者なのだぞ。 貴様らのように突如現れた怪物たちが既に辺境の帝国臣民たちに甚大な被害を与えた。 吾々が貴様らに攻撃を行うのは当然ことだ。」 「怪物たち...?クルックス艦隊のことですか?」 「クルックス?貴様らはあれをそう呼ぶのか?」 「そうです。私たちはその怪物を追いかけてここまで来ました。 私たちの目的はクルックス艦隊の撃滅であり、あなたたちと無益な戦闘をすることではありません。」 「やはり...あやつらと敵対する集団だったのか。面白い。」 「これ以上の交戦状況は望みません...あなたたちにも何の利益もないのではありませんか? 私たちはクルックス艦隊の殲滅だけが目的です。」 「吾々も無益な戦闘で被害が発生することは望まない。」 「この付近に相当な規模のクルックス偵察艦隊がいることは確かなのですが... 何かご存知ありませんか?」 「最初に帝国領を侵略してきた奴らのことなら既にすべて処理した。」 「それは助かります。もし処理が遅れていたら奴らの主力が...」 「しかしだ。」 「しかし?」 「たった今、主力と言ったか? そう、最初に来た奴らの何倍もの規模の大艦隊が今、帝国領辺境のどこかにいる。 卿らの言う主力艦隊であろう。」 「もうこちらまで来ていたのか... 困りました。 偵察艦隊ならまだしも主力艦隊は私たちの艦隊だけでは対抗できない相手です。」 「なるほど。吾々の方で可能な限り、互いに損害を被ることなくクルックス艦隊の主力とやらを撃滅させる方法を考えてみよう。」 「そんな方法があるのなら幸いですが。」 「それまでに卿らの艦隊に頼みたいことがあるのだが、引き受けてくれるか?」 「まずは内容を聞かせてください。どういったことでしょうか?」 「現在、主力艦隊の位置はまだ把握できていない。 敵を撃滅する方法が見つかったとして、敵の位置がわからなければ何の意味もなさない。」 「どういうことか理解しました。私たちの艦隊が偵察と捜索を行います。」
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